ほっとハート 心の健康づくり推進会

スタッフ♡ブログ

ほっとハートスタッフによるブログです。

他人様に迷惑をかけないで生きていける?

「ひとさまの迷惑になるようなことはしてはいけません」
親が子供をしつけるとき当たり前に言う言葉ですね。でも私たちはこの言葉にあまりにも縛られていないでしょうか。

先日、自分が他人に迷惑をかけているのかとても心配になってしまうという方の話を聴きました。

他人の目が気になる、他人が自分をどう見ているか気になる、という人は多いと思います。

ときにはそれがあまりにも過剰になってしまって、のびのびと行動できなくなってしまっている人もいます。その根底には「自分は他の人に迷惑をかけているのではないか、それで嫌われてしまうのではないか」という心理があったりします。

それで最近ラジオで聴いた話を思い出したのですが、(軽く聞き流していたので不正確ですが...)「親が子供に社会を生きて行くために伝えたいこと」に日本では当たり前に上位に入っている「ひとさまに迷惑をかけないこと」というのが諸外国では見当たらない、というのです。

代わりにどんなことが入るかというと「自立して他人を助けること」なんだそうです。

ではなぜ迷惑をかけないように子供に言わないかというと、人は他人に迷惑をかけずに生きることは出来ないから、なんだそうです。

「迷惑」のニュアンスが微妙に違うのかもしれませんが、たしかに誰かの手間を取らせたり、誰かの資源を分けてもらって私たちは生活しています。「気を遣ってたって迷惑はかかけるもの。だからかけてしまった分は他人に親切にしたり助けてあげることでお返しをしなさい。そのためにはあなた自身がしっかり自立することですよ」ということが真意のようです。

他人のことを思いやり、迷惑をかけないように気配りするというのは日本の良い風習だと思います。でも知らず知らず何かしらよそさまに迷惑をかけてしまうのは世の常です。
それを恐れるより、気がつかないうちにいつも周囲にかけているだろう迷惑分は親切でお返ししよう、という発想はとてもいいな、と思いました。

そしてこういう考え方をすれば多少他人に迷惑を被っても「お互いさまだし」と思えるので自分のストレスが軽減できますよね。

あとで読む
 
テーマ:よもやま話   2013/04/05   永野

この記事へのコメント

コメントを送る

  ※ メールは公開されません
Loading...
 画像の文字を入力してください