【開催日時】2010年9月16日(土)9:30~13:00
【開催場所】ミューザ川崎シンフォニーホール 会議室2
今回の傾聴講座はお母さんを対象に開催しました。 日常生活で子供や家族、お母さん仲間、ご近所さんとのコミュニケーションをもっとラクに楽しくできるようなプログラムをつくりたいという思いから、 今回のプログラム『きくコツ』が完成しました。
ファシリテーターは当会副理事で産業カウンセラーの片岡摩樹子氏さん。 ご自身も家庭ではお母さんで、受講者の気持ちもよくわかり、このプログラムをつくる中心人物でもあります。
会場は川崎駅から直結しているミューザ川崎。 初の神奈川での開催となりました。当日は大雨で悪天候にもかかわらず、朝早く、遠方からも、ご参加いただき、スタッフ一同とてもありがたく感激でした。
プログラムは、「聴く」ことを体験してもらうための4つのワークで構成しました。
日常の生活の中で、何となく流してしまっている「話を聴く」とうことに注目してもらうため、 「相手と自分の持っているイメージは違うのだと気づく」、「聴く人の態度が、話す人に大きな影響を与えている」、 「相手の気持ちに寄り添って聴くとはどういうことか」などについて、ロールプレイを交えながら体験してもらうものです。
時には「子供役」になって会話をしてみたり、「会話を観察すること」を体験してみたり。 最初は、戸惑って、緊張気味の参加者でしたが、ワークが進むにつれ次第に打ち解けてきて、全員で熱心に「聴く」体験をして頂きました。
スタッフがお母さん役になり、受講者の方は子供や夫の役になって会話をしたり、いろいろなワークを体験していただきました。
「きく」ということは日常で意識なく当たり前にやっていることですが、講座という普段にはない場面で意識して体験してみることで、 相手の気持ち、自分の日頃を振り返り、日常会話のヒントになったり、自分の癖に気づく時間になった方もたくさんいらっしゃったようです。
ほっとハート恒例のティータイムの時間は初めての方もいらっしゃる中でしたが、 お母さんという立場での共通の話題などで、楽しく和やかな雰囲気で会話がはずんでいました。 傾聴キャラバンでは、「聴く」ということも継続的にやっていきますが、 コミュニケーションプログラム『きくコツ』の次のステップとして、『話すコツ』というプログラムの講座も考えています。
今回の参加者の中からも参加したいというお声があり、皆様の真面目さ、一生懸命さに、スタッフも初心にもどり、いろいろ感じさせられました。 最後に『きくコツ』にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
【参加された方からのコメントを一部ご紹介します】